japex石油資源開発会社
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インドネシア・スコワティ油田におけるCO2圧入試験の実施に向けた共同スタディ契約を締結

石油資源開発株式会社(JAPEX、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤田 昌宏、以下「当社」)は、インドネシア国営エネルギー会社PT Pertamina(Persero)(以下「プルタミナ」)、PT Pertamina EP(以下「PEP」)、および独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎)と、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)東ジャワ州のスコワティ(Sukowati)油田における二酸化炭素(CO2)圧入試験(以下「本試験」)の実施を目指し、4者による共同スタディ契約(Joint Study Agreement : JSA、以下「本JSA」)を締結しました。

当社は、世界的な脱炭素化の流れにともない、国内外で複数のCO2の地中貯留に係る検討に携わっています。インドネシアにおいては、2017年から同国内におけるCCS(*1) /CCUS(*2)の実現可能性に関する調査を開始し、2021年からは、プルタミナおよび石油ガス技術研究開発センター(LEMIGAS)らと共同で、スコワティ油田を対象に二国間クレジット(Joint Crediting Mechanism: JCM(*3)を活用したCCUSプロジェクトの事業性評価スタディ(以下「本スタディ」)に取り組んでいます。本試験は、プルタミナとPEP、JOGMECが2022年に同国西ジャワ州の油田において同様のCO2圧入試験を行った流れを踏まえ、本スタディでプルタミナとともにCO2圧入に係る技術的な検討を進めている当社を含めた4者で、スコワティ油田を対象に実施することになったものです。 

本試験では、スコワティ油田に対するハフ&パフ(Huff&Puff)法(*4)を用いたCO2の圧入と、CO2-EOR(Enhanced Oil Recovery:石油増進回収)およびCO2貯留効果の検証を行う予定です。本JSAにもとづき、今後本試験のテスト計画の策定などを進めていきます。

当社は、今後も本試験を含め、国内外におけるカーボンニュートラル分野の事業化を目指した取り組みを進め、時代に合わせた「総合エネルギー企業」としての成長と、企業価値のさらなる向上を引き続き目指してまいります。

注)

*1: Carbon dioxide Capture and Storage(CO2の回収・貯留)の略。

*2: Carbon dioxide Capture, Utilization, and Storage(CO2の回収・有効活用・貯留)の略。

*3: パートナー国と協力して温室効果ガスの削減に取り組み、削減の成果を両国で分け合う制度。脱炭素技術の普及などによる削減を定量的に評価し、相当のクレジットを取得することにより、双方の国の排出削減目標への貢献が可能。

*4: 1本の坑井でCO2の圧入から生産までを実施するCO2-EORの手法の一つ。CO2を地中に圧入し(Huff:ハフ)、十分に浸透させることにより油と接触させたうえで(Soaking:ソーキング)、CO2とともに原油を生産する(Puff:パフ)という3段階から成る。

写真についてはPDF版を参照ください。

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