微化石分析
JAPEX技術研究所は、石油・天然ガスE&P(探鉱・開発・生産)に関するさまざまな試験分析を行っています。また、当技術研究所の設備や知見を活用した技術サービスを、社外に提供しています。
技術サービスで提供する調査・分析項目一覧やお問い合わせ先は、技術サービストップページを参照ください。
微化石分析 概要
石油調査では石油・天然ガス層の分布を正確に推定するため、根源岩と貯留岩の分布や、石油・天然ガスの移動経路と時期の正確な把握が重要です。
地層の年代や層位の決定、離れた地域との対比や堆積環境の推定には「微化石分析」が利用されます。また、複数の化石を利用することでさらに詳細な年代推定や対比が可能です。そのほか、前処理や分析を迅速に行うことが可能なため、掘削現場で利用されることもあります。
調査・分析項目
微化石分では、主に石灰質の殻を持つ「有孔虫化石」や「石灰質ナノ化石」、珪酸質の殻を持つ「藻化石」が使用されます。
- 有孔虫化石分析
- 石灰質の殻を持ち、色々な形の室と口孔を持つ化石です。
- 石灰質ナノ化石分析
- 石灰質の非常に微小な殻が体表に付着している植物プランクトンの化石です。
- 珪藻化石分析
- 珪質の殻を持つ単細胞の植物プランクトンの化石です。
石灰質ナノ化石
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