japex石油資源開発会社
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カナダ アルバータ州Hangingstone鉱区オイルサンドプロジェクト拡張開発事業生産操業開始記念セレモニーを開催しました

石油資源開発株式会社(JAPEX、以下「当社」)は、当社在外連結子会社であるJapan Canada Oil Sands Limited(以下「JACOS」)を通じて進めている、カナダ・アルバータ州ハンギングストーン(Hangingstone)鉱区におけるオイルサンドプロジェクト拡張開発事業において、83日(現地時間)にSAGD(*1)によるビチューメン(オイルサンド層から採取される超重質油)の生産操業を開始したことを受け、913日(現地時間)に記念セレモニーを開催いたしました。

本セレモニーは、Hangingstone鉱区の拡張開発事業の現場にて、アルバータ州首相や在カルガリー日本国総領事、地方自治体、地元関係者のほか、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構、株式会社国際協力銀行をはじめ、本事業にご支援頂いた日本の機関の関係者の方々の来賓を賜り、盛況のうちに執り行われました(*2)。折りしも当日の朝に、拡張開発地域から最初に出荷した希釈ビチューメン(パイプライン輸送のために超軽質油で希釈したビチューメン)が販売地点のエドモントンに到着し、セレモニーに花を添えました。

当社は、1978年から40年にわたり、カナダにおけるオイルサンド開発に携わってきており、1999年に Hangingstone鉱区の一部(3.75セクション地域)において、他社に先駆けてSAGD法でのビチューメンの試験生産、そして2003年に商業生産を開始しました。その後、本格的な商業規模での生産操業の実現を目指して調査等を進め、201212月の拡張開発事業の最終投資決定を経て、坑井の掘削や施設等の建設工事を進め、今回の生産操業開始にいたりました。なお、拡張開発事業はJACOS75%の参加権益を有してオペレーターとなり、25%参加権益を有するNexen Energy ULCCNOOC Limited100%保有子会社)をパートナーとする共同事業です。

現在の拡張開発事業でのビチューメン生産量は日量5千バレル程度で、坑井を順次生産モードに切り替えていくことで生産量を徐々に増加させていき、2018年下半期に日量最大2万バレルに到達する見込みです。

注)

*1:SAGD法(Steam Assisted Gravity Drainage)とは、地下300m前後にあるオイルサンド層内に、5mの正確な上下間隔で500~1,000mの水平区間を持つ2本の坑井を掘削し、上部の水蒸気圧入井に高温高圧の水蒸気を連続的に圧入してオイルサンド層内を加温させることにより、ビチューメンに流動性を持たせ、重力によって下方に流れたところを、下部のビチューメン生産井から熱水とともに地上に生産する手法。また、生産に利用した熱水は90%以上をリサイクルし、取水・廃水を最小限にした効率的な操業を実施。生産立ち上げ時には、水蒸気圧入井、生産井の両方に水蒸気を圧入し(水蒸気循環モード)、地層内の温度・圧力の十分な上昇を待って、SAGD法本来の坑井使用モード(本格生産操業モード)に切り替えを行う。

*2:「Your Alberta(アルバータ州公式YouTubeチャンネル)」にて、本セレモニーの動画をご覧いただけます。

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