気候変動・環境問題特化型のベンチャーキャピタルファンド「ANRI-GREEN 1号」へ出資

石油資源開発株式会社（JAPEX、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：藤田 昌宏、以下「当社」）は、独立系ベンチャーキャピタルのANRI株式会社（本社：東京都渋谷区、代表パートナー：佐俣 安理、以下「ANRI」）が設立し運用する、気候変動・環境問題へ特化したファンド「ANRI-GREEN 1号投資事業有限責任組合」（以下「ANRI-GREEN 1号ファンド」）へ出資することを決定しました。

ANRIは、主にシード期（創業期）からアーリーステージのベンチャー企業への投資に強みを持つベンチャーキャピタルです。また、ANRI-GREEN 1号ファンドは、ANRIが2022年に設立した気候変動・環境問題に特化したファンドで、カーボンニュートラル社会実現に貢献する中長期的な技術開発を、シード期からアーリーステージの産学連携案件を中心に支援することを目的としています。

当社は、今年3月に策定した「JAPEX経営計画2020-2030」において、2050年カーボンニュートラル社会実現への貢献を基本方針に掲げています。この方針のもと、再生可能エネルギー案件への参画拡大、ならびに、CCS^*1/CCUS^*2といったCO₂地中貯留技術の実用化や、CO₂を利活用する企業などと連携したハブ＆クラスター型^*3CO₂ネットワーク構築の検討を、当社における重点項目として推進しています。

そして、カーボンニュートラル社会実現への貢献には、当社が従来事業で培った技術や経験のみならず、先進的な知見の獲得や、幅広い企業などとの協業と連携が不可欠であると考えています。そのため、これらの推進に有益な情報収集や連携機会を幅広く得ることなどを目的に、このたびANRI-GREEN 1号ファンドへの出資を決定したものです。

ANRI-GREEN 1号ファンドの概要は以下のとおりです。なお、本ファンドへの当社の具体的な出資金額や出資比率は非開示です。

ANRI-GREEN 1号ファンド概要

• 名称：ANRI-GREEN 1号投資事業有限責任組合
• 設立：2022年1月
• 総額：最終的に100億円規模を予定
• 運用期間：12年間（最長3年間の延長可能）
• 投資領域：太陽光/風力、蓄電池、水素/アンモニア、CCUS/DAC^*4、人工光合成/核融合など
• 運用者：ANRI株式会社（公式ウェブサイト＝ https://anri.vc/）

当社は、カーボンニュートラル社会実現への貢献と、時代に合わせた多様なエネルギーの安定供給を追求する「総合エネルギー企業」として、今後もさらなる成長を目指してまいります。