japex石油資源開発会社
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相馬LNG基地の操業開始について

石油資源開発株式会社(JAPEX、以下「当社」)は、当社の国内天然ガス供給ネットワークにおける重要拠点の一つとなる「相馬LNG基地」(福島県相馬郡新地町、相馬港4号埠頭)について、本日より操業を開始しましたので、お知らせします。

当社は、創業以来60年以上にわたり、国内で天然ガスを開発・生産するとともに、「新潟・仙台間ガスパイプライン」(新潟県北蒲原郡聖籠町~宮城県仙台市、以下「新潟仙台ライン」)を基幹ラインとする当社のガスパイプライン網と、パイプライン沿線地域以外へLNG(液化天然ガス)を液体のままローリーや内航船で輸送するサテライト供給を組み合わせた国内天然ガス供給ネットワークを構築し、主に都市ガス会社や、産業用需要家、発電燃料向けなどに、天然ガスやLNGを供給してきました。

そして、近年の国内における天然ガス需要増への対応に向けて供給力のさらなる増強を図るとともに、日本海側から太平洋側までをつなぐ当社の国内天然ガス供給ネットワークの安定性の向上を目指し、201311月に相馬LNG基地、ならびに、当基地と新潟仙台ラインを結ぶ接続パイプラインの建設に対する最終投資決定を実施しました(*1)。その後、201411月に基地に着工し(*2)201711月末の基地設備完成後、12月より試運転(*3)および必要な手続き等を進めていました。そしてこのたび、本日より操業へ移行することとなりました。

当基地は、国内最大級の23万キロリットル地上式LNGタンク、海外からの大型船の受け入れが可能な外航船桟橋、LPG(液化石油ガス)の受け入れおよびLNGの出荷が可能な内航船桟橋、LNG気化設備、LNGローリー出荷設備などを擁する、福島県内初の大型LNG基地です。海外で調達したLNGを受け入れて貯蔵し、当基地に先行して201711月に供用を開始していた「相馬・岩沼間ガスパイプライン」(*4)(福島県相馬郡新地町~宮城県岩沼市、以下「相馬岩沼ライン」)経由でのLNG気化ガスのパイプライン網への送出と、東北地方を中心とする地域へのLNGサテライト供給の拠点となります。

また、当社が出資する福島ガス発電株式会社(FGP)が201610月に投資を決定した、当基地への23万キロリットル級地上式LNGタンク(以下「2号タンク」)建設とLNG気化設備増設(*5)(以下「二期工事」)については、当社がその建設および運用の管理をFGPより受託しています。20174月に2号タンクの建設を開始しており、LNG気化設備の増設には本年春に着工する予定です。二期工事で建設・増設する設備は、当基地隣接地において201710月に着工したFGPの「福島天然ガス発電所」の商業運転開始(予定)にあわせ、2020年に操業を開始する予定です。

相馬LNG基地の概要については、別紙(PDF版添付)を参照ください。

なお、当基地は、東日本大震災復興特別区域法にもとづく復興推進計画の認定を受けるとともに、エネルギー港湾制度の適用による港湾整備の促進において、国ならびに福島県の支援を受けています。また、福島県浜通り地域における産業基盤の再構築や新たなまちづくりを進めるため、政府ならびに福島県が推進する「福島イノベーションコースト構想」における、エネルギー関連産業の集積を目指すための主要プロジェクトのひとつに位置づけられています。

当社は、相馬LNG基地の操業開始により、当社の主要な収益基盤の一つである国内天然ガス供給事業をいっそう強固にするとともに、FGPが推進する相馬港での天然ガス火力発電事業(以下「発電事業」)への参画など、天然ガス周辺分野へ事業を拡大することによる、「E&Pを軸とする総合エネルギー企業への転換」を目指していきます。また、当基地の安全を最優先とする操業や、発電事業の着実な推進を通じ、周辺地域の復興と発展への貢献に、引き続き努めてまいります。

本件の2018(平成30)年3月期通期連結業績への影響は軽微です。また、本件の2018(平成30)年3 月期以降の当社連結業績への影響については、都度適切に開示します。

注)

*1: 20131127日当社公表資料「相馬LNG受入基地ならびに接続パイプラインの建設事業に関する最終投資決定について」参照

*2: 20141113日当社公表資料「相馬LNG基地の建設工事着工について」参照

*3: 2017124日当社公表資料「相馬LNG基地の試運転開始について」参照

*4: 2017111日当社公表資料「相馬・岩沼間ガスパイプラインの供用開始について」参照

*5: 20161011日当社公表資料「福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業の事業化決定ならびに本事業への新たなパートナーの参画について」参照

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