秋田・福米沢油田タイトオイル（シェールオイル）実証試験に伴う掘削作業等の結果およびフラクチャリング作業計画等の公表について

石油資源開発株式会社（以下、当社）は、福米沢油田（秋田県男鹿市、申川油田群の１
つ）で分布が認められる女川タイト層（シェールオイル層）において、我が国で初めてと
なるタイト層の多段フラクチャリング（以下、フラクチャリング）実証試験を計画のうえ、
これまで諸準備を進めてまいりました。今般、この実証試験の前段作業となる新たな坑井
（パイロット井及び水平井）の掘削作業および付帯作業が完了し、これら作業結果の取り
まとめとフラクチャリング作業計画等を策定、公表する運びとなりましたのでお知らせい
たします。

当社は、本年5月22日から7月6日（46日間）にかけて、坑井の掘削作業およびフラ
クチャリング作業実施に向けた各種テストを完了いたしました。これら作業の実施にあた
っては、特に環境対策に万全を期すべく、今秋実施を予定しているフラクチャリング作業
の準備として、生活用水水質への影響、微振動の発生状況や騒音等、周辺地域の環境への
影響の有無等についてのモニタリングを行うとともに、作業計画においては、第三者の有
識者を含めた「福米沢環境対策検討会」に諮った上で、作業の中断・再開基準や、緊急時
の連絡体制等を新たに策定いたしました。

今後は、今秋実施予定の作業計画等について、監督官庁の東北経済産業局、関東東北産
業保安監督部東北支部の審査を受けるとともに、並行してフラクチャリングの実施に向け
た諸準備を鋭意進めてまいります。

なお、本日公表いたしました内容の詳細につきましては、当資料の別紙をご参照くださ
い。

関係地域の住民の方々および関係自治体をはじめとする関係各位におかれましては、本
実証試験への引き続きのご理解とご協力を賜りたく、お願い申し上げます。