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秋田・女川層タイトオイルに係る取り組みについて

石油資源開発株式会社(以下、当社)は、昨年3月以降、我が国では初めてとなる、タイトオイル(シェールオイル)開発に向けて、秋田県内の当社油田を対象とした実証試験を含む研究開発に取り組んでおります。

その一環として、昨年10月、鮎川あゆかわ油ガス田(秋田県由利本荘市)の既存坑井である黒沢AK-1号井(以下、本井)を用いて、女川タイト層に対して酸処理テストを実施するとともに、その後も、本井の能力をより正確に把握するため2回のフローテストを実施した結果、一定量のタイトオイルの産出が確認されました(以下、鮎川実証試験)。

今般、鮎川実証試験の生産量結果等について取り纏めを行いましたので、下記のとおりお知らせいたします。また、本結果を踏まえ、女川タイト層を有する県内他油田において新たに計画中の実証試験につきましても、併せてお知らせいたします。

なお、本タイトオイルに係る取り組みは、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の支援対象事業として実施させて頂いております。JOGMECとの契約概要および鮎川実証試験の経緯については、平成24年7月20日、10月4日および10月10日の当社各リリースをご参照ください。

1.鮎川実証試験に係る取り組みについて

(1)生産量等作業経過

  • ① 酸処理テストおよびフローバック作業 :平成24年10月1日~10月8日
    • 酸処理流体注入総量 :141.6kl
    • 原油生産量 :31.1kl(日量約6kl(相当))
    • 酸処理流体回収量(含む地層水) :69.5kl
  • ② 第一回フローテスト(併せて坑井圧力測定実施):平成24年11月21日~12月13日
    • 原油生産量 :71.2kl(日量約6kl)
    • 酸処理流体回収量(含む地層水) :0.06kl
  • ③ 第二回フローテスト(併せて坑井圧力測定実施):平成25年5月13日~7月10日
    • 原油生産量 :1,419.0kl(日量約40kl)
    • 酸処理流体回収量(含む地層水) :57.9kl

(2)鮎川実証試験の評価結果等

  • 昨年10月に実施した酸処理テストおよびその後の2回のフローテストを通じ、本井からの原油の累計生産量は1,521.3klとなりました。当該酸処理のために注入した酸処理流体(計141.6kl)の回収量は累計で127.5klです。
  • また、第二回フローテストの最終時の原油生産レートは日量約40klを確認しております。本井は、酸処理を実施した結果、酸処理前(日量約1.5kl)に比べ日量で20倍以上の生産量の改善がみられたことから、本実証試験は良好な成果が得られたものと判断しております。
  • この結果を受けて、地上設備等の準備を含め、本井の商業生産に向けた検討を進めてまいります。

2.福米沢油田における新たな実証試験の取り組みについて

当社は、鮎川実証試験の評価結果を踏まえ、鮎川油ガス田と同様に女川タイト層が分布する当社の福米沢油田(秋田県男鹿市、申さる川かわ油田群の1つ)において、新たな実証試験(水平井掘削およびフラクチャリング作業)に向けた基本計画を策定し、今般、その実施に向けて準備を開始することといたしました。

実施時期や作業内容については、現在、関係各方面のご支援、ご協力を仰ぎながらその詳細について検討を進めているところです。併せて、環境に対して十分な配慮をすべく、あらゆる角度から調査・検討を行ってまいります。

なお、新たな実証試験を含む本件取り組みについては、引き続き、JOGMECからのご支援ご協力を要請してまいります。

ニュース記載内容は発表日時点の情報であり、今後予告なしに変更される可能性がありますことを、あらかじめご了承下さい。

本ニュースに関するお問い合わせ先
03-6268-7110 (報道関係) / 03-6268-7111 (IR関係) / 03-6268-7000 (代表:その他全般) ※受付時間:平日9:00~17:35

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