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北海道における冬期天然ガス安定供給対策について

石油資源開発株式会社(以下「当社」)は、2011年度以降の北海道における天然ガスの冬期ピーク需要への安定供給対策として、勇払油ガス田からの天然ガス供給に加えて外部から調達するLNGも併用することとし、2009年11月に内航船LNG受入基地(以下「勇払LNG受入基地」)建設を決定し、苫小牧港西港区に位置する北海道鉱業所(北海道苫小牧市)に本年11 月初頭の運転開始を目指して建設中です。

北海道においては、2012年12月に北海道ガス株式会社の石狩LNG基地が運転開始の予定であり、これにより道内における天然ガスの長期安定供給体制が整うものと考えておりますが、当社と致しましてはそれまでの間、特に今年度冬季(2011年11月から2012年3月までの間)のピーク需要および需要変動への安定供給に万全を期すため、下記による天然ガス安定供給対策を実施することとしたのでお知らせします。

1.天然ガス安定供給対策の概要

  • (1)外航LNG船1隻(タンク容積:12.5万m3)を傭船し国外からLNGを調達したうえで、外航LNG 船から勇払LNG基地への効率的なLNG移送を行うため、内航LNG船によるシャトル輸送を行ないます。
  • (2)具体的には、苫小牧港東港区の大型タンカー用桟橋(北海道石油共同備蓄株式会社所有)に外航LNG船を冬季間係留し、内航LNG船を並列係留させ外航船からLNGを内航船へ積替えて、勇払LNG受入基地へ移送します。(添付資料参照)

2.LNG受入の安全対策について

船舶間でのLNG積替えという本邦初の運用を行うことから、港則法、船舶安全法ほか関係法令に基づく許認可申請に先立って、監督官庁と協議のうえ、当社はその安全対策について航行安全ならびに海上防災の観点からの検証、確認を行なうことと致しました。

具体的には、関係官庁、専門的知見を有する学識経験者、および地元自治体からなる以下の二つの委員会を設けて、昨年12月以降定期的に検討を重ねてきましたが、今年9月末に航行安全ならびに海上防災対策がとりまとめられ委員会での了承を得ることとなりました。

  • ①「苫小牧港東港区LNGタンカーSTS液移送計画に係る『航行安全対策調査委員会』」(事務局:(社)日本海難防止協会)
  • ②「苫小牧港東港区LNGタンカーSTS液移送計画に係る『海上防災対策調査研究委員会』」(事務局:(独)海上災害防止センター)

3.地元説明

また、当社は地元苫小牧港湾関係者のご理解、ご協力を得るため、今冬の天然ガス安定供給対策の概要、ならびにその実施にあたっての安全対策について、本日開催された苫小牧海上交通安全協議会において、ご説明しております。

4.今後の予定

港則法、船舶安全法ほか関係法令に基づく申請を関係官庁に提出し10月末を目途に許認可を取得する予定です。

なお、許認可取得後、現地でのLNG積替えのトライアル作業を11月中に実施し、事前に安全対策の確認を行うとともに万全な準備を整えたうえで、12月より本格的な運用を開始することといたします。

ニュース記載内容は発表日時点の情報であり、今後予告なしに変更される可能性がありますことを、あらかじめご了承下さい。

本ニュースに関するお問い合わせ先
03-6268-7110 (報道関係) / 03-6268-7111 (IR関係) / 03-6268-7000 (代表:その他全般) ※受付時間:平日9:00~17:35

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