japex石油資源開発会社
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当社初の海外制度先進国におけるCCS事業検討案件へ参入(米ワイオミング州南西部の鉱区を保有するBSO社へ資本参加)

石油資源開発株式会社(JAPEX、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤田 昌宏、以下「当社」)は、アメリカ合衆国ワイオミング州南西部に位置するドライパイニー地区でCCS(Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素(CO2)の回収・貯留)を含む開発事業(以下「本事業」)の検討を進めているBlue Spruce Operating LLC(本社:アメリカ・ワイオミング州パインデール、以下「BSO社」)と、当社在外連結子会社であるJapex (U.S.) Corp.JUS)を通じた同社への資本参加(BSO社への出資手続き完了後は、当社の持分法適用関連会社となる予定)について合意し、BSO社と同社新規発行持分の取得契約をJUSにて締結しましたので、お知らせいたします。

BSO社は、石油・天然ガスなどの開発生産に携わるアメリカの企業で、現在は同社が保有する鉱区を開発し、生産するガスから天然ガス、ヘリウムおよびCO2を分離回収し、天然ガスとヘリウムを販売、ならびにCO2についてはCCSを実施することを想定した本事業の検討に取り組んでいます。BSO社によるこれまでのプラント設計に関する知見と、本事業への長期にわたる関与を活かして、BSO社と当社およびJUSは、最終投資決定(FID)を目指して検討を進めていきます。また、BSO社は既に地上インフラ設備の建設に必要な土地を確保していることから、販売物の市場アクセスやインフラ設備の規模の最適化を図れる見込みです。

本事業はワイオミング州ラバージュに位置しており、世界的な規模のCO2回収による低炭素の天然ガスとヘリウムが長年にわたり安定的に生産されている鉱区に隣接し、事業構造的にも類似しています。生産過程で生じるCO2を永続的に貯留することで、環境負荷の少ない方法での天然ガスとヘリウムの供給に大きく貢献することを目指しています。

当社は石油・天然ガス開発やCCSの知見を活かし、本事業におけるガス埋蔵量・CO2貯留可能量評価や、生産井・圧入井、生産施設やパイプラインの設計を含む技術面の検討、ならびに販売戦略を含むビジネス面の検討に携わっていきます。また、アメリカの民間ヘリウム生産会社で、北米におけるヘリウム開発・生産のパイオニアであるWeil Group Resources, LLC(本社:アメリカ・ヴァージニア州リッチモンド)と提携し、同社の知見を本事業に活かします。

当社は、2050年までの当社の方向性をとりまとめた「JAPEX2050」においてCCSを当社のカーボンニュートラル社会実現への貢献項目の一つに位置付けるとともに、2030年までを対象期間とする「JAPEX経営計画2022-2030」において、2030年までの国内におけるCO2圧入の実現と、早期の収益貢献と知見蓄積のための海外の制度先進国におけるCCS商業案件への参入を目指すことを掲げています。この度の資本参加は、これらの方針を踏まえた、当社初の海外先進地域における商業化に向けたCCS案件への参入となります。

国内外におけるカーボンニュートラル社会実現を目指した課題の解決や事業の実現により、時代に合ったさまざまなエネルギーを供給する「総合エネルギー企業」としての成長と企業価値のさらなる向上を引き続き目指してまいります。

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