japex石油資源開発会社
  • 採用情報
会社情報 TOP
事業紹介 TOP
技術情報 TOP
サステナビリティ TOP
IR情報 TOP

「女川タイトオイル層を対象とした酸処理に関する共同研究事業」事業実施者に採択

石油資源開発株式会社(JAPEX、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤田昌宏、以下「当社」)は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の公募事業である、令和4年度(2022年度)「女川タイトオイル層を対象とした酸処理(*1)に関する共同研究事業」(研究課題:酸処理によるタイトオイル層の増産回収実証試験、以下「本共同研究事業」)へ応募の結果、事業実施者として採択されました。

本共同研究事業は、秋田県の中部から南部に広がる、国内タイトオイル層の代表である女川層を対象とするオペレーター事業を実施し、かつ国内外で豊富な石油・天然ガス開発に係る豊富なオペレーター経験を持つ事業者に対し、女川層からの石油の増産を目的とする酸処理のスタディとその分析に係る実施実績を条件に、JOGMECによる公募が実施されたものです。

当社は、鮎川油ガス田(秋田県由利本荘市)で、1995年から原油の生産操業を推進するともに、2012年に実施した酸処理実証試験で国内初のタイトオイル(*2)の生産に成功しています。その後も、鮎川油ガス田をはじめとする女川層におけるタイトオイルの商業生産を目指し、JOGMECの共同研究事業を含む実証試験や検証を継続しています。これらの実績などが評価され、当社が本共同研究事業の事業実施者に採択されました。

本共同研究事業は、タイトオイルの開発生産が盛んな北米における、地質特性を踏まえた最適な酸圧デザインに関する研究の動向などを踏まえ、タイトオイル開発の促進を目指し、これまでの実証試験などで一定のタイトオイル増産効果が確認された女川層で、新たな酸処理実証試験を実施するものです。今回の実証試験では特に、女川層を対象とする酸刺激効果と増産回収効果を想定した、酸処理デザインの策定と検証を目的としています。実施期間は2023年3月末までの約1年間で、鮎川油ガス田において策定したデザインにもとづく坑井への酸処理を実施し、得られたデータや流体を分析することにより、酸刺激効果や増油・増ガス効果を評価する予定です。

当社は、国内のエネルギー資源確保を目指す政府その他の方針を踏まえながら、貴重なわが国の石油および天然ガス資源の開発生産に継続的に取り組むとともに、石油・天然ガス開発生産で培った技術を他の分野にも活かすことなどにより、引き続き国内のエネルギー安定供給へ貢献してまいります。

注)

*1: 酸処理とは、地層を構成する鉱物群のうち、酸で溶解しやすく、かつ溶解後に流路を形成しやすい特定の鉱物を狙って、酸を圧入し、石油・天然ガスを取り出す手法。

*2: タイトオイルとは、浸透率の低い岩石からなるタイト層に存在する原油。シェールオイルとも呼ばれる。

ニュース記載内容は発表日時点の情報であり、今後予告なしに変更される可能性がありますことを、あらかじめご了承下さい。

本ニュースに関するお問い合わせ先
03-6268-7110 (報道関係) / 03-6268-7111 (IR関係) / 03-6268-7000 (代表:その他全般) ※受付時間:平日9:00~17:35

フォルダーのアイコン

当社ウェブサイトは、訪問者様のサイト閲覧時の利便性向上のために、Cookieを使用しています。当社ウェブサイトのCookie使用方針をご確認いただき、ご同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。当社ウェブサイト閲覧時のCookieの使用に同意いただけない場合は、ご利用のブラウザでCookieの設定を無効化ください。