カナダ ブリティッシュ・コロンビア州北東部における新たな天然ガスパイプラインの建設開始について

石油資源開発株式会社（JAPEX、以下「当社」）は、参画するカナダ ブリティッシュ・コロンビア州（以下「BC州」）ノースモントニー鉱区のシェールガス開発プロジェクト（以下「ノースモントニープロジェクト」）の開発エリアを含むBC州北東部において、カナダの大手パイプライン建設運営会社TransCanada PipeLine Ltd.（以下「TransCanada社」）の子会社であるNova Gas Transmission Ltd.（以下「NGTL社」）による、新たな天然ガスパイプライン「North Montney Mainline(*1)（以下「NMML」）」の建設が、8月13日（カナダ・カルガリー現地時間）に開始されましたので、お知らせいたします。

NMMLは、ノースモントニープロジェクトを含むシェールガス鉱区が存在するBC州北東部エリアと、アルバータ州を中心とするNGTL社の既存天然ガスパイプラインネットワークを接続する、全長約206km、輸送能力は日量最大およそ15億立方フィート（約4千万立方メートル）の高圧ガスパイプラインとして、2019年第4四半期から段階的に運用が開始される予定です。

ノースモントニープロジェクトは、マレーシア国営石油会社ペトロナス社の子会社がオペレーターとして推進するシェールガス開発生産プロジェクトで、現在、日量約5 億立方フィート（原油換算で日量約9 万バレル）のシェールガスを生産し、西カナダ市場で販売しています。当社は、本プロジェクトに、在外連結子会社JAPEX Montney Ltd.（以下「JML社」）を通じて、2013年4月より参画しています。

本プロジェクトとして、NMMLを活用した北米エリアにおけるシェールガスの販売を含め、鉱区の豊富なシェールガス資源の価値の最大化を追求していきます。また、当社およびJML 社は、保有する石油・天然ガスE&P（探鉱・開発・生産）の知見を活かし、本プロジェクトの事業価値および収益の最大化に向けた取り組みへ、今後も貢献していきます。

　本件による、2019（平成31）年3月期、ならびに、以降の当社連結業績への影響については未定です。今後、業績への影響が見込まれる場合は、都度適切に開示します。