イラク・ガラフ油田の原油増産に向けた開発作業着手の合意について

石油資源開発株式会社（JAPEX、以下「当社」）は、当社連結子会社である株式会社ジャペックスガラフ（以下「Jガラフ社」）を通じて参画している、イラク共和国のガラフ油田における原油開発生産プロジェクト（以下「本プロジェクト」）について、本プロジェクトのオペレーターであるマレーシア国営石油会社・ペトロナス社、パートナーであるイラク国営北部石油会社（以下「北部石油会社」）、ならびにJガラフ社の三社間で、最終開発計画にもとづく追加開発作業を進めていくことに合意しましたので、お知らせします。

当社は、2009年11月に、ペトロナス社と共同で、イラク共和国南部に位置するガラフ油田の開発生産権を落札後、Jガラフ社を通じて本プロジェクトに参画し、ペトロナス社および北部石油会社とともに、原油の開発生産を推進しています。2013年8月の原油の商業生産開始以降、これまでに累計約1.5億バレルを生産し、また、現在は日量およそ9万バレルを生産しています。

本プロジェクトは、最終的な目標である日量23万バレルへの段階的な増産に向け、2013年12月に最終開発計画をイラク政府に提出し、その後具体的な協議を進めてきました。そして、このたび、イラク政府により2020年末の最大生産量到達を目指すことを前提とする最終開発計画の承認を受け、この計画にもとづいた2018年度分の開発作業に着手することについて、オペレーターならびにパートナー間で合意いたしました。

当社は、Jガラフ社を通じ、当社が保有する石油・天然ガスE&P（探鉱・開発・生産）の知見を活かし、開発の効率化や生産操業の最適化と、ガラフ油田の価値の最大化に向けた取り組みへ、引き続き貢献していきます。

本件の2018（平成30）年3月期の当社通期連結業績への影響はありません。2019（平成31）年3月期以降の影響については、必要に応じ、都度適切に開示します。

関連ニュース

• 2013年9月2日付当社開示資料「イラク共和国ガラフ油田における生産開始について」