相馬・岩沼間ガスパイプラインの供用開始について

石油資源開発株式会社（JAPEX、以下「当社」）は、2013年11月に最終投資決定を実施し(*)、2015年10月から当社が建設作業等を進めていた「相馬・岩沼間ガスパイプライン」（以下「相馬岩沼ライン」）について、本日より供用を開始しましたので、お知らせします。

相馬岩沼ラインは、2014年11月から当社が福島県・相馬港4号埠頭で建設を進めている「相馬LNG基地」（福島県相馬郡新地町）を起点に、当社の国内天然ガス供給ネットワークの幹線である「新潟・仙台間ガスパイプライン」（以下「新潟仙台ライン」）との接続分岐点となる、岩沼バルブステーション（宮城県岩沼市、以下「岩沼VS」）までの約40kmを結ぶ、天然ガス供給パイプラインです。2018年3月の操業開始を予定する相馬LNG基地で受け入れるLNG（液化天然ガス）を気化して新潟仙台ラインへ送出することで、日本海側と太平洋側をつなぐ当社天然ガスパイプラインネットワークの供給力拡充やセキュリティー向上に加え、沿線の新たなお客様への天然ガス供給インフラとして、地域の経済・産業の発展への貢献も期待されています。

本年8月末の全区間のパイプライン敷設完了ならびに9月の主要設備の完成を受け、10月3日より新潟仙台ラインから相馬岩沼ラインへの天然ガス送入を開始し、各種法定手続きや準備作業等を経て、本日、相馬岩沼ラインの供用を開始したものです。当面は、相馬LNG基地の試運転向けに、新潟仙台ラインからの天然ガスを供給するとともに、順次沿線のお客様への天然ガス供給を開始していきます。また、相馬LNG基地で受け入れたLNGを気化したガスの、相馬岩沼ライン経由での当社天然ガス供給ネットワークへの送出は、基地の操業開始（2018年3月予定）と連動し開始する予定です。

相馬岩沼ラインの概要については、以下を参照ください。

相馬・岩沼間ガスパイプライン概要

• 名称：相馬・岩沼間ガスパイプライン（相馬岩沼ライン）
• 区間：福島県相馬郡新地町（相馬LNG基地）～宮城県岩沼市（岩沼VS、新潟仙台ラインと接続）
• 距離：39. 688km
• 仕様：設計圧力 6.86 MPa、主要導管径 20 インチ（508mm）

本件の2018 年 3 月期の連結業績への影響は軽微です。また、2019 年 3 月期以降の連結業績への影響については、都度適切に開示、反映していきます。

関連ニュース

• 2013年11月27日付当社開示資料「相馬LNG受入基地 ならびに接続パイプラインの建設事業に関する最終投資決定について」