女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」への2年連続選定について

石油資源開発株式会社（以下「当社」）は、女性活躍推進に優れた上場企業を経済産業省と東京証券取引所が共同で選定し2017年3月23日に発表した平成28年度「なでしこ銘柄」に、当社として、また鉱業業種として初めて、2年連続で選定されました。

「なでしこ銘柄」は、東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQの上場企業の中から、女性活躍推進（①女性のキャリア促進、②仕事と家庭の両立支援）に優れた企業を選定し公表するもので、2012（平成24）年度より実施され、今回で5回目となります。「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資の促進や、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしたものです。

当社は、2015年3月にダイバーシティ推進専任部署を設置するとともに、2016年1月に「JAPEXダイバーシティ方針」を策定し、すべての従業員の活躍を促進するためのさまざまな取り組みを進めています。なかでも女性の活躍推進については、女性社員のキャリア促進を支援する研修などをはじめ、従業員の柔軟な働き方の実現に向けた取り組みなどを継続しています。2016年度の実施内容は、以下のとおりです。

1. 女性社員のキャリア促進を目的としたセッションおよび研修（2016年度実施実績）

女性社員のキャリア形成や仕事と私生活の両立方法について体験談を共有するセッション「Woman@J」を昨年に引き続き実施しました。また、女性社員のキャリア形成を支援するための新たな研修を複数実施し、いずれも高い参加率となりました。

1) 女性社員のキャリア形成などについての経験談共有セッション「Woman@J」

• 当社女性社外取締役による特別講演

2) 女性社員向けスキルアップ研修

• 問題提起や改善案の考え方、提案方法を学ぶ「問題解決研修」
• 将来の管理職候補として活躍するための「リーダーシップ研修」

3) 男性管理職向け研修

• 女性社員のキャリアへの意欲を高めるためのマネジメント法を学ぶ「男性管理職向け女性部下育成セミナー」

2. 「夏のワークスタイル変革キャンペーン」（2016年7～9月実施実績）

長時間労働の改善と、育児・介護世代や共働き社員が継続的に活躍できるワーク・ライフ・バランスを意識した風土作りのための「夏のワークスタイル変革キャンペーン」を、昨年に続き実施しました。2016年度は、自律的かつ柔軟性の高い働き方実現と効率化による時間外労働削減のために、フレックスタイム制度を試験導入するとともに、その利用を促進するためのタイムマネジメントに関する研修およびセッションを実施しました。

1) フレックスタイム制度の試験導入

• 本社、技術研究所、鉱業所・鉄工場・相馬プロジェクト本部各事業所に勤務する社員、嘱託を対象
• 1ヶ月単位での総労働時間を定め、毎労働日のコアタイム（10-15時）を軸に業務に応じて出退社時間を個々の従業員が自ら決定

2) タイムマネジメントに関する研修およびセッション

• 外部講師による「タイムマネジメントセミナー」
• eラーニングによる時間管理講座
• 社員によるタスクフォースチームにおいて会議の進め方の原則を提唱

なお、フレックスタイム制度については、当キャンペーン終了後の2016年10月以降も試験導入を継続し、制度を利用した従業員から継続の要望があったことや、時間外労働削減にも一定の効果が期待できると判断したことから、本年4月から正式に導入することを決定しました。

当社は、性別・年齢・国籍・キャリア・ワークスタイルの異なる様々な従業員が、それぞれ自律したプロフェッショナルとして活躍し成長し続けることで企業競争力が強化されるように、人事制度の見直しや、ダイバーシティ、ワーク・ライフ・バランス、キャリア形成に関する研修、啓蒙イベントの実施などを引き続き積極的に推進していきます。