japex石油資源開発会社
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相馬LNG基地の建設工事着工について

石油資源開発株式会社(以下、当社)は、福島県新地町(相馬港)にてLNG(液化天然ガス)基地建設、ならびに、本基地に受け入れたLNGの気化ガスを当社幹線パイプラインまで輸送する接続パイプライン建設の準備を進めてまいりましたが、本日LNG基地建設工事の起工式を行い、建設工事に着手しましたのでお知らせいたします。 

当社は、新潟県・山形県・秋田県で産出する国産天然ガスおよび輸入LNGの気化ガスを、地元はもとより、新潟・仙台間ガスパイプライン(以下、新潟・仙台ライン)や白石・郡山間ガスパイプライン等の当社パイプライン網を通じ需要家の皆様にお届けするとともに、専用の貨車輸送コンテナやタンクローリーを用いて、LNGを液体のままお届けするサテライト供給事業を展開しております。

当社は、震災後の福島県・宮城県・岩手県など東北太平洋沿岸地域等における今後の天然ガスの需要増に対して、長期安定的に天然ガスを競争力ある価格で供給していくことを社会的使命と考え、相馬港に大型LNG外航船を着桟させ、これをLNGタンクで貯蔵し気化するLNG受入基地の建設と、同基地で気化したガスを、当社の大動脈ともいえる新潟・仙台ラインに(宮城県岩沼市・岩沼バルブステーションで)接続させる約40kmの新規パイプライン建設を進めてまいります。完成後は、天然ガスの供給安定性と緊急時のセキュリティ対応の面で優れた、強靭なエネルギーネットワークが構築されます。

また、当社は、マレーシア国営石油会社であるPETRONAS社が主導するカナダブリティッシュ・コロンビア州のシェールガス田開発・生産事業および生産されたシェールガスを、パイプラインで同州西海岸プリンス・ルパートまで運び液化(LNG化)・輸出する事業(Canada Pacific NorthWest LNGプロジェクト)の10%権益と、同権益比率相当のLNGを引き取る権利を取得しています。同プロジェクトの液化プラント操業開始は平成30(2018)年末を目標としており、当社は、同プロジェクトで製造される年間1,200万トンのLNGのうち10%(120万トン)を引取り、平成30(2018)年3月に操業開始を予定する相馬LNG基地で取り扱う主要なLNGソースの1つとすることで、天然ガス供給ビジネスの一貫操業体制の拡充を図ってまいります。

当社は今後とも、国内外のガス田から生産される天然ガスやLNGを、輸送パイプラインや輸入LNG基地などを通じ、確実に需要家の皆様に提供する天然ガスの一貫操業・供給体制(ガスインテグレーション)を着実に推進することで、当社の収益基盤である天然ガス事業を一層強固なものとしてまいります。

これまでの経緯と今後の予定

  • 平成25年(2013年) 11月27日:相馬LNG基地および接続パイプライン建設に関する最終投資決定
  • 平成26年(2014年)11月13日:相馬LNG基地起工式
  • 平成29年(2017年) :相馬LNG基地施設完成予定
  • 平成30年(2018年) :相馬LNG基地操業開始予定

相馬LNG基地の概要

  • 名称:相馬LNG基地
  • 建設地点: 福島県相馬郡新地町(相馬港4号埠頭地区)
  • 敷地面積: 約20ha
  • 主要設備 : LNGタンク(地上式23万kl×1基、将来増設可能)、LNG外航船受入バース、LNG内航船出荷バース(LPG内航船受入兼用、将来増設可能)、LNG気化器2基(将来増設可能)、気化ガス用熱量調整設備、LNGタンクローリー出荷設備、ほか
  • 投資金額 : 約600億円(接続パイプライン含む)
  • 適用法規: ガス事業法

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03-6268-7110 (報道関係) / 03-6268-7111 (IR関係) / 03-6268-7000 (代表:その他全般) ※受付時間:平日9:00~17:35

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