相馬LNG受入基地ならびに接続パイプラインの建設計画について

石油資源開発株式会社（以下、当社）は、この度、福島県新地町（相馬港）における、LNG受入基地の建設、ならびに本基地に受け入れたLNGの気化ガスを当社の新潟・仙台間パイプラインへ宮城県名取市で接続するためのパイプライン建設について、基本設計等事業化の検討を開始するとともに、関係行政機関等と協議を進めさせて頂くこととしましたので、お知らせいたします。 

当社は、長年に亘り、日本海側の新潟県、山形県、秋田県で産出する国産天然ガスおよび海外より受入れるLNGの気化ガスを、新潟･仙台間、白石･郡山間等の当社パイプラインを通じて、また、LNGを貨車、タンクローリーを使ったサテライト供給を通じて、それら各地域における発電用、都市ガス用、産業用等の需要家の皆様に供給してまいりました。 

当社では、環境･省エネルギーへの意識の高まりを背景に、福島県、宮城県、岩手県等の東北太平洋沿岸地域では、今後も天然ガスに対する需要は益々拡大が見込まれるものと考えております。

今般、そうした需要増に対応すべく、中長期的に十分な天然ガス供給能力を確保するとともに、ガス安定供給機能を強化する目的で、太平洋岸に位置する当該地域においてLNG受入基地ならびに接続パイプラインを建設することを企図したものです。

なお、これに伴い、基本設計等事業化の検討を推進するため、11月30日付で相馬プロジェクト推進本部を社内に設置することといたしました。

計画概要

LNG受入基地

1. 建設地点：福島県新地町（相馬港内）＜別紙 位置図参照＞
2. 設備概要：大型貯槽タンク1基、出荷設備（タンクローリー、内航船）、外航船受入バース、LNG気化器ほか
3. スケジュール：平成30年運転開始目標

接続パイプライン

1. ルート：福島県新地町～宮城県名取市
2. 距離：約40km