世界銀行バイオカーボンファンドからの世界初のCO2クレジット取得について

石油資源開発株式会社（以下、当社）は、2005年に世界銀行バイオカーボンファンド（バイオ炭素基金）に参加しました。同ファンドは途上国、貧困国等における土地利用・変更、植林などの各プロジェクトに資金を提供し、当事国の荒廃した土地の回復や水資源の保護、生物多様性の保存、また温室効果ガスの削減に貢献し、ひいては当事国の経済発展を促すものです。同ファンドは12カ国14プロジェクトを支援していますが、このたび当社は下記プロジェクトから発生するCO₂クレジットを取得しましたので、お知らせいたします。

取得したクレジットは、京都メカニズムのうち"植林"のクリーン開発メカニズム(ＣＤＭ)から得られる"短期期限付きクレジット（Temporary CER：ｔＣＥＲ）"と呼ばれるもので、世界で初めて発行されました。

当社は、同ファンドへの出資を通じて、地球温暖化防止に寄与するとともに地域社会の環境改善に貢献してまいります。 

1. 取得クレジット量：約 5万 トンCO₂
2. 取得対象ＣＤＭプロジェクト：ブラジルにおける工業利用向け再生可能木材供給源としての再植林（Reforestation as Renewable Source of Wood Supplies for Industrial Use in Brazil）https://cdm.unfccc.int/Projects/DB/TUEV-SUED1242052712.92/view