苫小牧エリアでのCCS事業における試掘に伴う開坑式を開催しました
石油資源開発株式会社(JAPEX、以下「当社」)は、苫小牧エリアでのCCS(*1)事業の一環として、特定区域におけるCO₂貯留に適した地層の存在を確認することを目的とした試掘第1号井の開坑式を、2025年12月15日に開催しました。
式典には、国会議員、経済産業省、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」)、北海道および苫小牧市の行政関係者や地元関係者に加え、苫小牧エリアでのCCS事業を共同で推進する出光興産株式会社および北海道電力株式会社の関係者など、約80名が出席しました。
苫小牧エリアでのCCS事業は、出光興産株式会社の北海道製油所、北海道電力株式会社の苫東厚真発電所の排ガスからCO₂を各社が分離・回収し、当社が地中に圧入・貯留することを検討している事業です。当社は、JOGMECより受託した「先進的CCS事業に係る設計作業等」(*2)において2030年度の貯留開始に向けた取り組みを進めています。
今回の試掘は、二酸化炭素の貯留事業に関する法律(CCS事業法)に基づき、本年2月に経済産業大臣が北海道苫小牧市沖の一部区域を特定区域として指定し、当該特定区域における試掘の許可申請の受付を開始したことを受けて、当社がこれに応募し、いただいた許可に基づき実施するものです。当社は圧入・貯留の検討を進めるため、掘削リグ(掘削設備)を使って計2本の試掘井を掘削(*3)し、その結果等を踏まえ、2026年度内に最終的な投資判断を行う予定です。
当社は地域の皆さまや、関係自治体および機関などのご理解とご協力をいただきながら、安全最優先で試掘を進め、事業化に向けて取り組みを進めてまいります。
注)
*1: Carbon dioxide Capture and Storage(CO₂の回収・貯留)の略。工場や発電所等から排出される排ガスからCO₂を分離・回収し、地中深くに圧入・貯留する技術。
*2: 2024年10月15日付3社プレスリリース「JOGMEC「先進的 CCS 事業」公募において苫小牧エリアでのCCS事業開始を目指す設計作業等を受託」
*3: 2025年9月17日付当社プレスリリース「苫小牧エリアでのCCS事業における試掘の実施について」
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