苫小牧エリアでのCCS事業における試掘の実施について
石油資源開発株式会社(JAPEX、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山下 通郎、以下「当社」)は、苫小牧エリアでのCCS(*1)事業を推進するため、特定区域でCO₂の貯留に適した地層の存在を確認することを目的とした試掘を行う事業者として、経済産業大臣より試掘の許可をいただきましたのでお知らせいたします。
本件は、⼆酸化炭素の貯留事業に関する法律(CCS事業法)に基づき、本年2月に経済産業⼤⾂が北海道苫⼩牧市沖の⼀部区域を特定区域として指定し、当該特定区域における試掘の許可申請の受付を開始したことを受けて、当社がこれに応募し、今般、その許可をいただいたものです。
当社は、今後、必要な準備を行った上で、2025年11月を目途に試掘を開始します。試掘では、掘削リグ(掘削設備)を使って合計2本の試掘井を掘削し、その結果を踏まえ、2026年度内に最終的な投資判断を行う予定です。試掘の概要は別紙をご参照ください。
苫小牧エリアでのCCS事業は、出光興産株式会社の北海道製油所、北海道電力株式会社の苫東厚真発電所の排ガスからCO₂を各社が分離・回収し、当社が地中に圧入・貯留することを検討している事業で、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)より受託した「先進的CCS事業に係る設計作業等」(*2)において2030年度までの貯留開始に向けた取り組みを進めています。
当社は漁業関係者をはじめとする地域の皆さまや、関係自治体および機関などのご理解とご協力をいただきながら、安全最優先で試掘を進め、事業化に向けて取り組んでまいります。
*1: Carbon dioxide Capture and Storage(CO₂の回収・貯留)の略。工場や発電所等から排出される排ガスからCO₂を分離・回収し、地中深くに圧入・貯留する技術。
*2: 2024年10月15日付3社プレスリリース「JOGMEC「先進的CCS事業」公募において苫小牧エリアでのCCS事業開始を目指す設計作業等を受託」参照。
別紙については、PDF版を参照ください。
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