海外でのCCS取り組み
JAPEXは海外においてもJOGMECの支援を受け、「マレーシア サラワク沖CCS事業」を進めております。加えて、米国でのCCSと天然ガス・ヘリウム生産の複合事業への出資も実施しております。
マレーシア サラワク沖CCS事業
マレーシアサラワク沖は、枯渇油ガス田を対象としたCCS/CCUSクラスターが開発可能な地域として、アジアで最大級の貯留可能量を有しております。
2024年度からJOGMEC先進的CCS事業として国の支援のもと、マレーシアおよび日本を含む近隣諸国で分離・回収されたCO₂を輸送・圧入・貯留する、クロスボーダーでのCCS大規模バリューチェーンの構築を目指しています。
| 項 目 | 内 容 |
| 会社名 | 石油資源開発株式会社、日揮ホールディングス株式会社、川崎汽船株式会社、PETRONAS CCS Ventures SDN BHD、JFEスチール株式会社、中国電力株式会社、三菱瓦斯化学株式会社、三菱ケミカル株式会社、日本ガスライン株式会社 |
| 貯留地域 | マレーシア サラワク州沖(枯渇ガス田) |
| 貯留量 | 約500万トン/年(事業開始時想定) |
| 排出源 | 瀬戸内地域の製鉄所、発電所、化学工場等の複数産業および海外のCO₂排出拠点 |
| 輸送方法 | 船舶およびパイプライン |
| 事業の特徴 | 瀬戸内地域の複数産業から排出されるCO₂を回収し、パイプラインや内航船等で外航船出荷拠点に集積し外航船にて輸送するとともに、海外のCO₂排出拠点からのCO₂をあわせて圧入することにより、クロスボーダーでのCCS大規模バリューチェーンの構築を目指す。 |


先進的CCS事業以外の取り組み
- アメリカ ワイオミング州ドライパイニー(Dry Piney)
JAPEXは、子会社Japex (U.S.) Corp. を通じてBlue Spruce Operating LLCに資本参加し、ワイオミング州ドライパイニー地区で産出されるガスを処理して、天然ガスとヘリウムを分離・回収・販売し、CO₂についてはCCSを行う事業を検討しています。
- 関連ニュース
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- 2025年9月17日付当社プレスリリース「JOGMEC「先進的 CCS 事業」公募において 苫小牧エリアでの CCS 事業開始を目指す設計作業等を受託」
- 2023年6月19日付当社プレスリリース「マレーシアCCS共同スタディと連携した日本起点のCCSバリューチェーン構築共同検討実施にJFEスチールと合意」
- 2022年7月29日付当社プレスリリース「マレーシアにおけるCCS共同スタディへ新たに日揮グローバルと川崎汽船が参加」
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