japex石油資源開発会社
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カナダ国アルバータ州Hangingstone鉱区3.75セクション地域におけるオイルサンド事業の生産操業の一時休止について

石油資源開発株式会社(以下:当社)は、昨今の著しい油価下落に対応するため、在外連結子会社であるJapan Canada Oil Sands Limited(以下:JACOS)による、カナダ国アルバータ州Hangingstone鉱区3.75セクション地域(以下:DEMOエリア)における、ビチューメン(オイルサンド層から採取される超重質油)の生産操業を一時休止することを決定しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. 背景

JACOSは、比較的高深度のオイルサンド層からビチューメンを生産することが可能な油層内回収法であるSAGDSteam Assisted Gravity Drainage)法のパイオニアとして、平成111999)年より、安全操業を第一に、地域コミュニティの理解も得ながら、DEMOエリアにおいて、ビチューメンの生産操業(直近生産量は日量5,000バレル)を行ってまいりました。しかしながら、昨今の油価の動向等を考慮した結果、生産操業を一時的に休止して収支を改善するとともに、油価回復まで埋蔵量を温存することで、より収益性の高い生産活動を目指すとの判断にいたりました。また、今回の決定に伴い、DEMOエリアの操業要員については、隣接する未開発エリアで進めているHangingstone鉱区拡張開発事業(以下:拡張開発事業、平成242012)年1214日公表当社資料「カナダ・アルバータ州Hangingstone鉱区オイルサンド開発事業の最終投資決定について」参照)への異動を実施し、同事業における生産操業を熟知する人員の増強を図ります。

なお、カナダ国アルバータ州フォートマクマレー地区にて平成282016)年51日(現地時間)に発生した山火事による同社生産施設への被害は、現時点で発生しておりません。しかしながら、山火事の影響で、操業要員の移動や販路の確保に制約が生じたため、現在、DEMOエリアにおける生産操業を一時的に見合わせております。今回の決定により、山火事の鎮静後も、当面の間、生産操業を一時休止することになります。

2. DEMOエリアの生産操業再開時期について

生産操業再開の時期については、現時点では未定です。今後の油価動向等を踏まえつつ、総合的に判断いたします。なお、油価回復の折には速やかに生産操業が再開できるよう、準備を進めてまいります。

3. 連結業績への影響について

生産操業の一時休止が当社連結業績に与える影響については、本日公表の「平成283月期決算短信」記載の、「平成293月期の連結業績予想(平成2841日~平成29331日)」に含めて発表しております。

4. Hangingstone鉱区拡張開発事業について

今般生産操業を一時休止するDEMOエリアに隣接する、未開発エリアでの拡張開発事業については、日量約20,000バレル規模のビチューメン生産が可能となる設備の建設工事を進めており、平成282016)年中の完工、平成292017)年の生産操業開始を目指しております。山火事発生を受け、現在、作業員の安全確保優先のため建設作業を一時的に中断しておりますが、DEMOエリアに比して効率的な生産操業が期待できる同事業については、山火事が鎮静した後、速やかに作業を再開するとともに、予定通りの生産操業開始を目指して取り組みを進めてまいります。

なお、山火事による当社連結業績への影響が判明した場合は、速やかに開示いたします。

ニュース記載内容は発表日時点の情報であり、今後予告なしに変更される可能性がありますことを、あらかじめご了承下さい。

本ニュースに関するお問い合わせ先
03-6268-7110 (報道関係) / 03-6268-7111 (IR関係) / 03-6268-7000 (代表:その他全般) ※受付時間:平日9:00~17:35

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