カナダ政府からのLNG輸出許可取得について

石油資源開発株式会社（以下、当社）は、子会社を通じて、マレーシア国営石油会社であるPETRONAS社が推進するカナダ ブリティッシュ・コロンビア州のシェールガス開発・生産プロジェクトおよび同州西海岸で検討中のLNG（液化天然ガス）プロジェクトに参画しておりますが、2013年12月16日（現地時間）、カナダ政府（カナダ国家エネルギー委員会）よりLNG輸出許可を取得しましたので、お知らせいたします。なお、本許可につきましては、Governor in Council（カナダ総督）の承認が前提となります。

今般、カナダ政府より取得したLNG輸出許可の内容は、年間で最大約2,220万トンのLNGを、2019年初めより25年間に亘りカナダより輸出できるというものです。

当社は、2013年4月26日にPETRONAS社と正式契約を締結し、開発・生産中のシェールガス鉱区権益、ならびに生産したシェールガスをLNG化し輸出する事業権益（Pacific NorthWest LNGプロジェクト、生産量1,200万トン／年）の10%と、同権益比率相当のLNG（120万トン／年）を引き取る権利を取得しております。本プロジェクトは、シェールガスの開発生産・LNG化・LNGの引き取りまでの全事業を、全パートナーが同一権益比率で保有する一貫操業体制を敷いており、安定的かつ効率的な操業の実現を可能とするものです。

現在、本プロジェクトではLNG生産施設に関する詳細設計（FEED）を実施しており、2014年末の最終投資決定（FID）を目標に作業を進めております。

当社は、本プロジェクトへの参画を通じ、競争力を持ったLNGを、長期に亘り安定的に調達してまいります。輸入されたLNGは、建設を予定している相馬LNG受入基地（2013年11月27日最終投資決定）で受け入れ、これを既存のパイプライン等のガス・インフラに接続させ販売することで、当社の収益基盤である天然ガスの一貫供給体制は、更に強固なものとなります。