カナダ政府に対するLNG輸出許可申請について

石油資源開発株式会社（以下、当社）は、本年4月、マレーシア国営石油会社であるPETRONAS社が推進するカナダ ブリティッシュ・コロンビア州のシェールガス開発・生産プロジェクトおよび同州西海岸で検討中のLNG（液化天然ガス）プロジェクトの参画についてお知らせいたしましたが、このほど、カナダ政府（カナダ国家エネルギー委員会）に対するLNG輸出許可申請の手続きを開始しましたので、お知らせいたします。 

今般、当社およびPETRONAS社の子会社を通じ、2013年7月5日付でカナダ政府に対して行ったLNG輸出許可申請の内容は、年間で最大1,968万トンのLNGを、2019年初めより25年間に亘りカナダより輸出するものとなります。 

当社は、2013年4月26日にPETRONAS社と正式契約を締結し、生産中のシェールガス鉱区と、生産したシェールガスをLNG化し輸出する事業（Pacific NorthWest LNGプロジェクト、生産量1,200万トン／年）の10%権益と同権益比率相当のLNG（120万トン／年）を引き取る権利を取得いたしました。当プロジェクトは、シェールガスの開発生産・LNG化・LNGの引き取りまでの全事業を、全パートナーが同一権益比率で保有する一貫操業体制を敷いており、安定的かつ効率的な操業の実現を可能とするものです。 

当社は、当プロジェクトへの参画を通じ、競争力を持ったLNGを、長期に亘り安定的に調達してまいります。輸入されたLNGは、現在事業化調査中の相馬LNG受入基地とその接続パイプライン（2012年11月30日ニュースリリース）や既存のパイプライン等のインフラと結びついて販売されることで、当社の収益基盤である天然ガスの一貫操業体制は、更に強固なものとなります。