インドネシア共和国カンゲアン鉱区のテラン・ガス田における生産テストについて
当社の持分法適用関連会社であるカンゲアン エナジー インドネシア社(Kangean Energy Indonesia Ltd.、オペレーター)は、カンゲアン鉱区の中核となるテラン・ガス田の開発作業を2010年1月から本格的に開始し同年7月からはFPU(洋上生産施設)の建造、そして同年11月からは生産井の掘削を進めておりますが、このたび掘削予定坑井5坑のうち、2坑の水平坑掘削および海底仕上げ作業を終了し、これらの坑井について生産テストを実施、計画通りのガス産出に成功いたしましたので、お知らせいたします。
生産テストでは、設備上の上限値である日産3千万立方フィート(85万m3)を記録し、圧力解析などの結果から、計画産出レートである1坑あたり日産6千万立方フィート(170万m3)の高い生産能力を持つことが確認されました。
テラン・ガス田は、バリ島北方90kmの海域(水深90m)に位置するガス田で、テラン・シラスン・バトゥールの3つのガス田の集合体であるTSBガス田の一部です。テラン・ガス田は、TSBガス田開発プロジェクトの第1期工事として、2012年3月の生産開始を目指して作業を進めており、生産量は日産3億立方フィート(原油換算で日産5万バレル)を予定しています。
海底に設置した生産用坑口装置から、一旦海上のFPUを経由して処理したガスは、近くの海底に設置されている東ジャワパイプラインへ接続・出荷し、東ジャワ州スラバヤ市近郊の国営電力会社や肥料工場などに販売されます。
このガス供給により東ジャワ地域でのガス不足状況が改善され、この地域の経済発展に貢献するものとインドネシア政府などからも大きな期待をかけられています。
このテラン・ガス田の生産開始後、引き続きTSBガス田のシラスンおよびバトゥール・ガス田を対象とした第2期開発工事に速やかに着手すると共に、既発見未開発ガス田であるカンゲアン島西方海域のウエスト カンゲアン・ガス田の評価井掘削および開発計画策定を急ぎ、更なるガスの安定供給を目指します。
一方、大規模な原油の胚胎が期待されるサウス サウビ・プロスペクトの試掘計画を推進し、油ガス探鉱開発トータル・プロジェクトとして、本事業を発展させて行く所存です。
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