再生可能エネルギー開発

JAPEXは、バイオマス、洋上風力、太陽光、地熱などの、再生可能エネルギー開発に取り組んでいます。

再生可能エネルギーの開発や運営などにおいても、石油・天然ガス開発で培った地下構造の調査や掘削などの技術に加え、天然ガス発電所の建設や運営で得た知見や、これまでの事業で構築してきた地元とのリレーションなどを活用しています。

また当社は、開発プロジェクトの発電所運用フェーズにおいては、アセットマネジメント業務や燃料調達業務などを担当しています。

バイオマス発電

JAPEXは、国内のバイオマス発電開発プロジェクトへ複数参画しています。また、一般木質を燃料とした大型バイオマス発電所や、地産地消型エネルギーとしての側面もある、国内未利用材を活用した小型バイオマス発電所など、新たな案件への参画についても、幅広く検討しています。

光合成で二酸化炭素（CO₂）を吸収して成長する生物資源を燃料とするバイオマス発電は、日本におけるCO₂を排出しない電源の一つとして期待されています。また、未活用の生物資源を燃料にすることで、循環型社会へも寄与します。

稼働中のバイオマス発電プロジェクト

• 網走バイオマス発電2号機・3号機プロジェクト（北海道網走市）

開発中のバイオマス発電プロジェクト

• 長府バイオマス発電プロジェクト（山口県下関市）
• 大洲バイオマス発電プロジェクト（愛媛県大洲市）
• 田原バイオマス発電プロジェクト（愛知県田原市）

バイオマス発電燃料の供給

長府、大洲、ならびに田原の各バイオマス発電プロジェクトで使用するバイオマス発電燃料については、当社または当社子会社が、事業主体から供給業務を受託しています。

当社が受託するバイオマス燃料の供給業務の実行においては、「バイオマス発電燃料供給業務におけるバイオマス製品認証製品の取扱いに関するコミットメント」を定めるとともに、国際的な森林およびバイオマス認証制度であるFSC®^(*1)、PEFC^(*2) GGL^(*3)、及びSBP^(*4)のCoC^(*5)認証を取得しています。また当社では本邦バイオマス発電所に納入に必要となる、発電利用に供する木質バイオマスの証明に係る事業者認定も取得しています。

バイオマス発電燃料供給業務における森林認証製品の取扱いに関するコミットメント（206KB）

バイオマス発電燃料供給業務におけるGGL認証要求事項の遵守関するコミットメント（285KB）

太陽光発電

JAPEXは現在、国内で3か所の太陽光発電所の運営に携わっています。また、メガソーラーを中心に新規太陽光案件への参画機会を検討しています。

稼働中の太陽光発電プロジェクト

• 当社北海道事業所メガソーラー（北海道苫小牧市）
• 勇払太陽光発電所（北海道苫小牧市）
• 見附太陽光発電所（新潟県見附市）

関連ページ

• 北海道メガソーラー
• 見附太陽光発電所

その他参画中の太陽光発電プロジェクト

• PHOTONサステナブルソーラー投資事業有限責任組合（開発・稼働中の国内太陽光発電プロジェクトへの投資）

風力発電

JAPEXでは、周辺を海に囲まれた日本固有の特性を生かした洋上風力を中心に、具体的なプロジェクトに関する検討を進めています。

地熱発電

JAPEXは、1970年代から地熱開発に取り組んでいます。近年は北海道や東北地方を中心に、実施可能性に関する調査を行っています。地下から噴出する高温の蒸気や熱水を用いる地熱関連事業は、地下の資源を探査し開発するという点で、石油・天然ガスの探鉱・開発と親和性が高い分野です。

地熱発電は、季節や天候に左右されず安定的に利用できるエネルギーとして期待されています。また、発電後に還元される熱水は、給湯や暖房、ハウス栽培などへ利用することで、地域の活性化にも貢献できます。

地熱開発現場イメージ