JAPEXの技術
JAPEXのビジネスは、長い年月をかけて培われてきた技術によって支えられています。
その挑戦はこれからも続きます。
技術と挑戦
JAPEXは1955年の創業以来、エネルギーの安定供給という使命のもと、石油・天然ガスのE&P(探鉱・開発・生産)の技術の発展と同時に、それまでに培ってきた技術や経験、知見をさらなる強みにつなげるための取り組みを続けています。
石油・天然ガスE&Pにおける次世代技術やビジネスモデルの開発に加え、地球規模の課題である低炭素化・脱炭素化への貢献を目指す取り組みなど、さまざまな分野で技術的な挑戦を続けています。
新たな国産エネルギー資源となる可能性
メタンハイドレート
メタンハイドレートは、メタンと水が低温かつ高圧下で結合し氷状になったものです。日本近海の海底面下に豊富に存在していることが確認されており、新たな国産エネルギー資源となる可能性に関心が高まっています。主に太平洋側には海底下の地層で砂と混じりあった形で存在する「砂層型」が、日本海側には海底の表面や真下に存在する「表層型」が存在することがわかっています。
わが国では、砂層型の生産技術の確立に向けた取り組みが進んでおり、JAPEXは渥美半島〜志摩半島沖で過去2回行われた国の海洋産出試験に参画あるいは協力し、当社の石油・天然ガスE&P技術やノウハウを提供しています。また、表層型についても、生産技術開発に向けたアイディアの検討などを進めています。
総合エネルギー企業への成長を支える
再生可能エネルギー
JAPEXでは、地球規模の課題である低炭素化・脱炭素化への貢献と、総合エネルギー企業としての成長を目指し、再生可能エネルギー開発の取り組み強化を事業方針として掲げています。
これまでに取り組んでいる地熱や太陽光に加え、風力やバイオマスも視野に、再生可能エネルギーにおける新たな事業の立ち上げに向けた取り組みを推進しています。
パイプラインルート外へLNGを届ける
LNGサテライト輸送
天然ガスはマイナス162℃に冷却すると、液体化し体積がおよそ600分の1に圧縮されたLNGになります。この特性を活かして、ガスパイプライン沿線以外で天然ガスを使いたいお客様へは、LNGを液体のままローリーや鉄道を使って輸送供給するLNGサテライト輸送を展開しています。
なかでも鉄道貨車輸送は、LNG専用のタンクコンテナを貨物列車で運ぶというビジネスモデルをJAPEXが世界で初めて具現化したもので、最近では海外からも注目されているユニークな輸送方式です。
船舶燃料としてLNGを直接供給
LNGバンカリング
国際海事機関(IMO)が2020年から船舶の硫黄酸化物(SOx)の排出量規制を強化し、温室効果ガス(GHG)排出の漸滅も採択した事にともない、船舶燃料を重油からSOx排出量が少ない液化天然ガス(LNG)へ転換することや、船舶へ燃料のLNGを直接供給する「LNGバンカリング」の実用化に向けた検討が世界中で加速しています。JAPEXは、2011年に国内で他社に先駆け北海道・苫小牧港湾内で実施したLNGを液体のまま外航船から内航船へ移し替える「Ship-to-Ship作業」をはじめ、LNGの輸送供給に係る経験や知見を応用し、国内外におけるLNGバンカリング具体化への貢献を目指しています。
油ガス探査技術や知見で貢献
海底鉱物資源調査技術
日本の広大な排他的経済水域の海底下には社会生活に欠かせない有用な鉱物資源の存在が期待されており、省庁や分野を超えた横断的な科学技術の開発を目指す政府の取り組み「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」において、第1期は海底面や海底面直下に存在する熱水鉱床、第2期は水深2,000mを超える地点に存在するレアアース泥の調査技術がテーマに選定されています。
JAPEXはいずれのテーマへも参画しており、これまでに培ってきた石油資源探査の技術や知見を活用して、海底鉱物資源の調査や生産に係る技術開発の確立を目指す取り組みへ貢献しています。
About JAPEX

JAPEXのアイデンティティ

JAPEX MISSION

JAPEXが目指す社会