トップページ > 技術情報 > メタンハイドレート

技術情報

メタンハイドレート メタンハイドレート開発計画についてご紹介いたします。

メタンハイドレートとは、天然ガスの主成分であるメタンガスが水の分子に取り込まれた氷状物質で、新たなエネルギー資源として注目されています。水深500m以上の深海域海底面の下や北極・南極付近の永久凍土層の下など、高圧・低温の自然環境中に存在することが明らかになっており、日本周辺海域にはわが国の天然ガス消費量の100年分以上に相当するメタンハイドレートが存在するとの試算もあります。この新たなエネルギーを開発することは、わが国のエネルギー自給率向上に大きく貢献するものと期待されています。

メタンハイドレートについて詳しくはこちらをご覧下さい。⇒メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム

開発計画 フェーズ1(2001年度~2008年度)の成果

メタンハイドレートは、通常の天然ガスと性状が異なり、その回収には様々な技術的課題が残されています。当社は、メタンハイドレートの将来性に早くから着目し、開発技術の研究に取り組んできました。1995年度~1999年度にかけて行われた石油公団と民間企業による共同研究に参加して中心的な役割を担いました。2000年には、静岡県沖合いの当社鉱区で基礎試錐「南海トラフ」を掘削し、国内で初めてメタンハイドレートの採取に成功しました。こうした成果を受け継いで、2001年度からはメタンハイドレートの利用を目指して、官民挙げての本格的な共同研究のフェーズ1がスタートしました。その主な取り組み内容は以下のとおりです。フェーズ1での成果は、わが国近海のメタンハイドレートがエネルギー資源になり得る可能性があることを示しています。

日本におけるメタンハイドレート開発計画 フェーズ1(2001年度~2008年度)
2001年度 カナダでの第1回陸上産出試験
2002年度 熊野灘~東海沖での3D地震探鉱
2003年度 熊野灘~東海沖での基礎試錐
2006年度 熊野灘~東海沖での詳細な資源量評価を実施
2006~2007年度 カナダでの第2回陸上産出試験
2008年度 フェーズ1最終評価
開発計画 フェーズ2(2009年度~2015年度)の概要

フェーズ2では、フェーズ1で得られた技術成果を踏まえて、わが国周辺海域での海洋産出試験の実施などを通じて、メタンハイドレートがエネルギー資源となり得る可能性をより高い信頼性で評価するとともに、メタンハイドレートの商業的産出のための技術課題の抽出、環境影響評価に関する研究開発などを行います。2012年には海洋産出試験を目的とした坑井の掘削が計画されています。
当社は、メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(MH21)運営協議会の一員として中核的役割を担っていきます。

日本周辺において
メタンハイドレード分布が推測される地域