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技術情報

GTL(Gas-to-Liquids) GTL技術についてご紹介いたします。

GTLとは、天然ガスを原料にして化学反応によってナフサや灯油・軽油などの石油製品を製造する技術です。南アフリカのサソール社及び欧米の石油メジャーは、このGTL技術を用いた商業プロジェクトを推進しています。GTL技術によって製造された液体燃料は、硫黄分や芳香族分を含まないことから、環境負荷の低いクリーンなエネルギーであるといえます。また、原油ではなく天然ガスを原料とする点において、エネルギー供給の多様化につながる新しい液体燃料のソースになり得ると考えられます。

JAPAN-GTL製造プロセス
JAPAN-GTL製造プロセスの特徴
商業化に向けて技術力を結集

当社は2001年~2004年まで、石油公団(現在の独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構:以下JOGMEC)及び他の民間4社と共同で、当社勇払油ガス田(北海道苫小牧市)において7b/d規模のGTLパイロット試験を実施し、成功裏に終了しました。
このパイロット試験の成功を受けて、当社は2006年10月に他の民間5社とともに「日本GTL技術研究組合」を設立し、JOGMECと共同でGTL技術の実証研究を開始しました。世界に伍する日本独自のGTLの技術開発・実証には、国と日本企業が資金力・技術力を結集させる必要があることから、研究組合設立及びJOGMECとの共同研究に至ったものです。
日本GTL技術研究組合は2007年から、新潟東港工業地帯にある当社子会社の日本海洋石油資源開発(株)が所有する敷地に500b/d規模の実証プラントの建設を開始し、2009年4月に建設を完了しました。現在、同研究組合は2011年度までの実証試験に取り組んでおり、商業規模(数万b/d)で技術的・経済的に競争力を持つGTL技術の開発を目指しています。

日本独自のGTL技術の確立へ

世界市場で先行しているGTL技術では、そのプロセスで酸素が必要とされ、また原料天然ガス中に二酸化炭素(CO2)が含まれる場合にはCO2を除去する必要があります。日本GTL技術研究組合が実用化を目指す技術の特徴は、酸素を必要とせず、天然ガス中に含まれるCO2をそのまま利用できるという点にあり、酸素製造設備やCO2除去設備が不要となります。したがって、設備投資額や運転経費を軽減でき、世界でも十分競争力がある技術と考えられます。