


株主の皆さまには、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
ここに2012年3月期第2四半期連結期間における当社事業の概況等についてご報告申し上げます。
当社は、2011年5月に発表した新中期事業計画において事業拡大に向けた3つの柱を掲げ、積極的に取り組んでまいりました。
第1の柱である「E&P事業」では、探鉱・開発投資の海外シフトを通じて生産量と埋蔵量の拡充をはかることとしており、カナダのオイルサンド拡張開発計画については、2014年末の生産開始に向け準備作業を鋭意進めております。また、イラク・ガラフ油田やインドネシアのカンゲアン鉱区・TSBガス田の生産開始に向けた開発作業も着々と進めております。他方、国内では今年8月から北海道苫小牧で掘削を開始した試掘井「明野(あけの)SK-1D」の作業が順調に進んでおり、来年早々の結果が期待されます。
第2の柱の「国内天然ガス事業」では、当社が保有する長距離パイプラインネットワークを戦略的資産と位置づけ、引続き天然ガス一貫操業システムの強化に取組むとともに需要開拓を図ってまいります。なお、当社のパイプラインネットワークは東日本大震災による被災が殆どなく、特に、新潟~仙台間の天然ガスパイプラインには、仙台市における都市ガス供給の早期復旧に大いに貢献いたしました。
第3の柱の「環境・新技術事業」として取組んでいるメタンハイドレートやCCS(※)といった大型プロジェクトは、現段階で直ちに事業化となるものではありませんが、国のプロジェクトへの積極的な参画を通じて、事業化に向けての技術や経験を蓄積していく方針です。因みに、来年2月には愛知県渥美半島沖でメタンハイドレートの海洋産出試験がスタートしますが、当社は掘削作業のオペレーター業務を国から受託しております。
※CCS:carbon dioxide capture and storage(CO2の回収・貯蓄)
当第2四半期連結累計期間における売上高は1,045億9千6百万円と前年同期に比べ122億2千6百万円の増収となりました。前年同期に比べて増収増益となった主な原因は、原油価格が高水準で推移していること及び天然ガスの販売数量の増加などによるものであります。探鉱費は、前年同期に比べ19億7千9百万円減少の40億4千3百万円となり、販売費及び一般管理費が前年同期に比べ8億2百万円増加した結果、営業利益は62億1千9百万円と前年同期に比べ23億7千3百万円の増益となりました。経常利益は、前年同期に比べて29億5千8百万円増益の78億8千7百万円となり、法人税等を差し引いた四半期純利益は63億3千3百万円と前年同期に比べて44億3千7百万円の増益となりました。
世界景気の減速懸念、長引く円高など、2012年3月期は以前にも増して不透明な経営環境にあります。しかしながら、当社は新中期事業計画で設定した3つの柱への取組みを着実に進めてまいります。当社は、新中期事業計画での目標達成を通じて持続的成長を図りながら、長期安定的な配当の維持、株主価値の向上に努めてまいりたいと考えております。
株主の皆さまには、今後とも一層のご支援をお願い申し上げます。
2011年11月
代表取締役社長 代表執行役員
渡辺 修